第47回 ヒロイン / back number

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ryou

はじめまして! このブログでは、音楽に詳しいわけではない、むしろ疎い部類である私、りょうが、世の中の有名な曲について「これってどういう歌なんだろう?」と調べたことを、のんびり雑談みたいに語っていきます。
このブログを書いていると、曲の魅力について「あれもこれも語りたい!」という気持ちでいっぱいになります。ですが、いつもぐっとこらえています。

なぜなら、この物語の主役は、素晴らしい作品と、それを聴く皆さん一人ひとりだからです。

私の解説が、皆さんが音楽から自由に何かを感じ取る楽しみの邪魔をしてはいけない。そんな想いから、あえて多くを語らず、皆さんの心の中に生まれる感想のための「余白」を大切にしています。

ぜひ、あなただけの感じ方で、音楽の世界を楽しんでみてください。

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皆さん、こんにちは!寒い季節になると、ついつい聴きたくなる曲ってありますよね。私にとって、それはback numberの「ヒロイン」です。

雪の降る情景と、心の奥底にある切ない恋心が本当に胸に響きます。今日は、この曲が生まれた秘密や、歌詞に詰まった「僕」の本当の気持ちを紐解いていきましょう!

まずは公式YouTubeで聴いてみよう

何はともあれ、まずは一度聴いてみてください。

back number – ヒロイン (full)より

そもそも「ヒロイン」ってどんな曲?

「JR SKISKI」のCMで流れていた、あの切ないメロディ。

2015年にリリースされたこの曲は、冬の定番ソングとしてすっかり定着しました。 実はこの曲って、back numberにとってものすごく大きな転機になった曲なんです。

それまで自分たちでアレンジを行ってきた彼らが、この曲で初めて、Mr.Childrenなどを手掛けた名プロデューサー小林武史さんとタッグを組みました

この曲の大ヒットで、彼らはまさに「国民的バンド」への階段を駆け上がっていきました。

🎸 意外すぎる制作秘話!メロディはどこで生まれた?

こんなに壮大で感動的なバラードですが、メロディが生まれた場所は意外にも… 「運転中の車の中」だったそうです。

ボーカルの清水依与吏さんが、車を運転しながらふと口ずさんだ鼻歌。それが「ヒロイン」の原形でした。 しかも驚くことに、清水さん本人は最初、このメロディを「地味だな」「新しいことは何もしてないな」と思っていたそうなんです。

でも、そんな「飾らない鼻歌」だったからこそ、みんなの心にスッと入ってくる名曲になったのかもしれませんね。

💖 歌詞に込められた「僕」の切ない片想い

この曲の主人公である「僕」の気持ちは、一言でいうと「君のことが大好きだけど、自信がなくて一歩踏み出せない」という、もどかしい片想いです。

① いきなり自信がない主人公

君の毎日に 僕は似合わないかな 白い空から 雪が落ちた 別にいいさと 吐き出したため息が 少し残って 寂しそうに消えた

出典:back number「 ヒロイン」(作詞・作曲:清水依与吏

冒頭から「似合わないかな」と弱気発言! 好きな人の生活を「完成された世界」だと思っていて、自分なんてそこには不釣りなんじゃないか…と悩んでいるんです。この「情けなさ」がいかにもback numberらしくて共感しちゃいますよね。

② タイトル「ヒロイン」の意味

思えばどんな映画を観たって  どんな小説や音楽だって 

そのヒロインに重ねてしまうのは君だよ

出典:back number「 ヒロイン」(作詞・作曲:清水依与吏

ここでタイトルの意味がわかります。 映画や小説に出てくる素敵なヒロインを、全部「君」に重ねて見てしまう。 つまり、彼の中で「君」は現実の女性以上に、理想化された「物語の主人公」になっているんです。それくらい憧れが強いんですね。

③ 一番の名フレーズ「雪が綺麗と…」

雪が綺麗と笑うのは君がいい でも寒いねって嬉しそうなのも 転びそうになって掴んだ手のその先で ありがとうって楽しそうなもの それも君がいい

出典:back number「 ヒロイン」(作詞・作曲:清水依与吏

ここ、本当に素敵ですよね! 音楽プロデューサーの亀田誠治さんも「やっぱりこのサビが好き」と絶賛したフレーズです。

ポイントは、「君と一緒に雪を見たい」でもなく、「僕が君を笑わせたい」でもないところ。 「雪を見て笑うのは、他の誰でもない君であってほしい」 という、控えめだけど強い願いが込められています。 転びそうになるドジなところも、寒がる顔も、全部ひっくるめて「君がいい」。 ここには「守ってあげたい」という深い愛情が溢れています。

④ 結局、どうなるの?

君の街に白い雪が降った時 君は誰に会いたくなるんだろう 雪が綺麗だねって誰に言いたくなるんだろう

出典:back number「 ヒロイン」(作詞・作曲:清水依与吏

現代人にとってリアルな悩みですよね。 綺麗なものを見たとき、スマホを取り出して誰に連絡するか。 「君が一番に思い浮かべるのが、僕だったらいいのに…」という切実な不安です。

出しかけた答え胸が痛くて 渡し方もどこに捨てればいいかも分からずに 君から見えてる景色に ただ怯えているんだ

出典:back number「 ヒロイン」(作詞・作曲:清水依与吏

明確に告白したり付き合ったりという「ハッピーエンド」には多分なりません。 気持ちのやり場がわからず、ただ立ち尽くして終わる。 でも、この「解決しないもどかしさ」こそが、リアルな片想いそのもの。だからこそ、ずっと聴いていたくなるのかもしれません。

まとめ

back numberの「ヒロイン」は、

  • 「車の中の鼻歌」から生まれ、
  • 「小林武史さん」の手で魔法をかけられ、
  • 「臆病な男心」を美しく描き出した名曲でした。

今年の冬も、空から雪が落ちてきたら、きっとこの曲を口ずさんでしまうはず。 「雪が綺麗と笑うのは君がいい」 そんなふうに思える相手がいること自体が、切ないけれど、とても素敵なことなのかもしれませんね。

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