第45回 決意の朝に / Aqua Timez

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ryou

はじめまして! このブログでは、音楽に詳しいわけではない、むしろ疎い部類である私、りょうが、世の中の有名な曲について「これってどういう歌なんだろう?」と調べたことを、のんびり雑談みたいに語っていきます。
このブログを書いていると、曲の魅力について「あれもこれも語りたい!」という気持ちでいっぱいになります。ですが、いつもぐっとこらえています。

なぜなら、この物語の主役は、素晴らしい作品と、それを聴く皆さん一人ひとりだからです。

私の解説が、皆さんが音楽から自由に何かを感じ取る楽しみの邪魔をしてはいけない。そんな想いから、あえて多くを語らず、皆さんの心の中に生まれる感想のための「余白」を大切にしています。

ぜひ、あなただけの感じ方で、音楽の世界を楽しんでみてください。

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「辛い時 辛いと言えたらいいのになぁ」

このフレーズを聴くだけで、なぜだか涙が出そうになることはありませんか? Aqua Timezのメジャーデビューシングルであり、映画『ブレイブ ストーリー』の主題歌としても大ヒットしたこの曲。

単なる「頑張れ」という応援歌ではない、この曲が持つ不思議な温かさの秘密に迫ります。

まずは公式YouTubeで聴いてみよう

何はともあれ、まずは一度聴いてみてください。

Aqua Timez『決意の朝に』Music Video(映画「ブレイブ ストーリー」主題歌)より

1. 楽曲が生まれた背景と「ブレイブ ストーリー」

この曲は、アニメ映画『ブレイブ ストーリー』の主題歌として書き下ろされました。

映画の主人公は、ごく普通の少年・ワタル。彼は辛い運命を変えるために冒険の旅に出ますが、そこで求められるのは「強くなること」だけではなく、「自分の弱さや運命を受け入れる勇気」でした。

ボーカルの太志さんは、この物語に深く共感し、「完璧なヒーローではなく、悩み、傷つきながら進む人間臭さ」をテーマにこの歌詞を書いたと言われています。

実はこの曲、Aqua Timezにとっても「メジャーデビュー」という大きなプレッシャーの中で生まれた曲。「自分たちはこれからプロとしてやっていけるのか?」という不安と決意が、歌詞のリアリティに繋がっているのかもしれません。

2. 歌詞に込められた「3つのメッセージ」

歌詞を紐解いていくと、太志さんが私たちに伝えたかった優しいメッセージが見えてきます。

① 「空回り」こそが愛おしい

一生懸命になればなる程 空回りしてしまう僕らの旅路は 小学生の 手と足が一緒に出ちゃう行進みたい

出典:Aqua Timez「決意の朝に」(作詞:太志)

この例え、とても素敵ですよね。こういった書き方する太志さんが好きなんですよね。

必死になりすぎてカッコ悪い姿を、「小学生の行進」に例えて「それもまたいいんじゃない?」と肯定してくれます。 「失敗しちゃダメだ」と縮こまっている背中を、「笑われるくらいでちょうどいいよ」と優しくさすってくれるようなフレーズです。

② 「愛という名のおやつ」を待つ自分との決別

与えられない事をただ嘆いて 三歳児のようにわめいて 愛という名のおやつを座って待ってる僕は

出典:Aqua Timez「決意の朝に」(作詞:太志)

ここは少しドキッとする歌詞です。

皆さんも経験ありますよね?

「誰も助けてくれない」「自分だけが不幸だ」と嘆くのは、座っておやつを待っている子供と同じ。

でも、そこから視線を上げると、アスファルトの照り返しの中で必死に歩いている人たちがいる。「僕も自分の足で歩かなきゃ」と気づく瞬間。ここが、タイトルの「決意」に繋がる重要な転換点です。

③ 「36度5分」のリアル

生身の36度5分 飾らずにいざ we don’t stop

出典:Aqua Timez「決意の朝に」(作詞:太志)

「36度5分」は平熱、つまり「飾らない、ありのままの自分」のこと。 スーパーマンのような特別な力はないけれど、この温かい体と足があるなら、一歩ずつ進んでいける。そんな決意が込められています。

3. 「強がって笑う弱虫」へ

この曲のすごいところは、悩みがすべて解決して「ハッピー!」で終わるわけではないところです。 「もう二度と本当の笑顔を取り戻せないかも」と思うような夜があっても、大切な人の温かさに触れて「もう一度信じてみようかな」と思う 。   

完全に立ち直れなくても、「動かせる足があるなら」という理由だけで、とりあえず歩き出してみる。そんな小さな一歩を肯定してくれます。

そう思えるのは、この歌が上から目線の説教ではなく、同じ目線で悩む「僕ら」の歌だからではないでしょうか。


最後に

どうせなら これからはいつそ誰よりも 思い切りヘタクソな夢を描いてゆこう

出典:Aqua Timez「決意の朝に」(作詞:太志)

もし今、あなたが何かに失敗して落ち込んでいたり、将来が不安で立ち止まっているなら、この曲を思い出してください。

上手じゃなくていいんです。 「ヘタクソで明るく愉快な夢」を抱えて、堂々と胸を張っていきましょう。 今日が、あなたにとっての「決意の朝」になりますように。

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