第55回 SAND CASTLE feat. あっこゴリラ / SiM

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ryou

はじめまして! このブログでは、音楽に詳しいわけではない、むしろ疎い部類である私、りょうが、世の中の有名な曲について「これってどういう歌なんだろう?」と調べたことを、のんびり雑談みたいに語っていきます。
このブログを書いていると、曲の魅力について「あれもこれも語りたい!」という気持ちでいっぱいになります。ですが、いつもぐっとこらえています。

なぜなら、この物語の主役は、素晴らしい作品と、それを聴く皆さん一人ひとりだからです。

私の解説が、皆さんが音楽から自由に何かを感じ取る楽しみの邪魔をしてはいけない。そんな想いから、あえて多くを語らず、皆さんの心の中に生まれる感想のための「余白」を大切にしています。

ぜひ、あなただけの感じ方で、音楽の世界を楽しんでみてください。

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今回は、レゲエ、パンク、メタルなど様々な要素を融合させた”レゲエパンク”という独自のスタイルで世界を熱狂させるバンド、SiM2019年にリリースされた楽曲「SAND CASTLE」について、その魅力と、歌詞に込められた熱い思いを掘り下げてみたいと思います!


🏰 制作背景と秘められたエピソード

「SAND CASTLE」(砂の城)というタイトルだけ聞くと、すぐに壊れてしまうような危ういイメージを持つかもしれません。しかし、彼らがこの曲で伝えたいのは、むしろその逆。不安定で批判に晒されがちな自分たちの音楽や生き方、スタイルを、「誰にも理解されなくても、いつかお前たちにも分かる」という強い意志を持って築き上げる、確固たる砦のようなものとして表現しているんです。

誰かの常識や批判なんて気にしない。自分たちの信じるものだけを追求する。そんなSiMの「らしさ」が詰まった一曲と言えるでしょう!🔥

まずは公式YouTubeで聴いてみよう

何はともあれ、まずは一度聴いてみてください。ノリノリになれますよ。

SiM – SAND CASTLE feat. あっこゴリラ(OFFICIAL VIDEO)より


1.機械で直した完璧すぎる音楽への疑問

Every single note is dancing on grids We’re not making music by only “clicks”

出典:SiM「 SAND CASTLE feat. あっこゴリラ」(作詞:MAH 作曲:SiM)

最近の音楽は、パソコン(クリック)を使って、タイミングのズレを完璧に修正(グリッドに合わせる)したものが増えています。 でもMAHさんは、「俺たちはそんなクリックだけで音楽を作ってるんじゃない、魂(スピリット)が大事なんだ」と歌っています。あえて少しズレたりする人間味こそがカッコいいんだ、という主張ですね。

2. 「誰かに文句を言われても“お前に分かるはずがない”」

I don’t expect you to dig my lyrics Hope you get me right, I said that as a slight

出典:SiM「 SAND CASTLE feat. あっこゴリラ」(作詞:MAH 作曲:SiM)

訳すとの歌詞を理解してくれるなんて期待してないよ。

のやってることは、俺にしか分からない。だから他人の批判は気にしない。という自己確立宣言みたいなものです。カッコイイですね。

  • 音楽性についての批判
  • バンドの方向性に対する外野の声

それらすべてを跳ね飛ばす強さがあります。

3. 「ネオ昭和」と「マウント」の否定

Japan の new スタイル ネオ昭和 ギンナイ choice my life 意識の hi and low お前のマウント 比べるような時代じゃないの

出典:SiM「 SAND CASTLE feat. あっこゴリラ」(作詞:MAH 作曲:SiM)

「令和」の時代に、あえて「ネオ昭和」というレトロと未来が混ざったようなワードを使い、「意識が高いだの低いだの、人を見下す(マウントを取る)なんて。誰かと比べること自体、もう時代遅れだよ。」と断言することで、他人の目を気にせず、自分自身を肯定することの大切さを訴えかけています。


4. 「誰にも理解されない」という孤高の決意

You can’t understand what is in my hand You think I’m building castles in the sand

出典:SiM「 SAND CASTLE feat. あっこゴリラ」(作詞:MAH 作曲:SiM)

「お前には俺が手にしているものが理解できない。俺が砂の城を造っていると思っているんだろう?」

これは、自分たちの音楽性や活動が世間から「理解不能」「いつか壊れる」と見られていることへの、挑戦的で力強い答えです。周りの評価を否定しつつ、「俺たちがやっていることの価値は、お前たちが決めるんじゃねえよ」という自信に満ちたメッセージを感じますね。

5.「崩れる砂の城を作ってるのは、実はお前らだ」

You are the one who’s playing in the sand

出典:SiM「 SAND CASTLE feat. あっこゴリラ」(作詞:MAH 作曲:SiM)

「俺たちをバカにしているお前たちこそ、中身のない『砂の城』を作って遊んでるだけじゃないか?」 そんな強烈なメッセージで締めくくられるんです。ロック過ぎて鳥肌が立ちます!

✨ まとめ:周りの声なんて気にするな!

「SAND CASTLE」は、不安定な時代の中で、SiMが自分たちの音楽と存在価値を強く宣言したロックアンセムと言えます。

一見、壊れやすそうな「砂の城」を、誰にも真似できないスタイルとメッセージで強固な「砦」に変えてしまう。そんなSiMの熱い魂が詰まったこの曲を聴くと、

「周りから『そんなことやって意味あるの?』と笑われても、自分の信じた道を突き進め。本当に中身がないのは、批判ばかりしている奴らの方だ」

そんな勇気をくれる応援歌なんです。 「右も左もわからん」混沌とした世界だからこそ、自分の手の中にある大切なものを信じろ、というメッセージ。 次に聴くときは、ぜひ「俺たちの信念は崩れない!」という熱い想いを感じながら聴いてみてくださいね!😊


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