第37回 冬がはじまるよ / 槇原敬之

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ryou

はじめまして! このブログでは、音楽に詳しいわけではない、むしろ疎い部類である私、りょうが、世の中の有名な曲について「これってどういう歌なんだろう?」と調べたことを、のんびり雑談みたいに語っていきます。
このブログを書いていると、曲の魅力について「あれもこれも語りたい!」という気持ちでいっぱいになります。ですが、いつもぐっとこらえています。

なぜなら、この物語の主役は、素晴らしい作品と、それを聴く皆さん一人ひとりだからです。

私の解説が、皆さんが音楽から自由に何かを感じ取る楽しみの邪魔をしてはいけない。そんな想いから、あえて多くを語らず、皆さんの心の中に生まれる感想のための「余白」を大切にしています。

ぜひ、あなただけの感じ方で、音楽の世界を楽しんでみてください。

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こんにちは! 冬の足音が聞こえてくると、決まってこの曲が聴きたくなりませんか?

そう、槇原敬之さんの「冬がはじまるよ」です。

聴いているだけで、なんだか心がポカポカして、わくわくしてくる……。 1991年に発売されて以来、ずっと愛され続けている冬の定番ソングですよね。

今日は、この名曲がどうやって生まれたのか、そしてあの素敵な歌詞にはどんな想いが込められているのか、その背景や秘話、意味を一緒に探っていきたいと思います。

まずは公式YouTubeで聴いてみよう

何はともあれ、まずは一度聴いてみてください。

Fuyu Ga Hajimaru Yo (2012 Remaster)より

🎵 誕生のきっかけは「ビール」だった!?

この曲が生まれた背景には、実はある有名な商品が関係しています。 それは、サッポロビールの「サッポロ冬物語」

というビールです。

この曲は、この「サッポロ冬物語」のCMソングとして作られたんです。

そう思って歌詞を聴き返してみると、ピンと来ますよね?

ホラまた僕の側で すごくうれしそうに ビールを飲む横顔がいいね

出典:槇原敬之【冬がはじまるよ】  作詞・作曲:槇原敬之

このフレーズは、まさにCMソングだったからこそ生まれた、とても印象的な歌詞なんです。 日常にある、ふとした瞬間の幸せな光景が目に浮かびますよね。

🎵 歌詞に込められた、あたたかい想い

この曲のすごいところは、ただ「冬が来たね!」と歌うだけじゃない、その物語の深さです。 歌詞を少しずつ見ていきましょう。

1. 幸せな冬への「おまじない」は夏から

この曲、冬の歌なのに、始まりはなんと「8月」です。

8月の君の誕生日 半袖と長袖のシャツを プレゼントしたのは 今年の冬もそれからもずっと 僕らが 一緒に過ごせる為の おまじない

出典:槇原敬之【冬がはじまるよ】  作詞・作曲:槇原敬之

夏の誕生日に、あえて「長袖のシャツ」をプレゼントする。 それは、「寒い冬も、その先の未来も、ずっと一緒にいようね」という、彼なりのロマンチックなおまじないだったんですね。 夏から冬のことを考えている、その時間の長さが愛情の深さを感じさせます。

2. 「去年」と「今年」の幸福な変化

曲の中盤には、こんな歌詞が出てきます。

去年のクリスマスは ケーキを売ってたけど 今年の僕には コワイモノは何もない!

出典:槇原敬之【冬がはじまるよ】  作詞・作曲:槇原敬之

これは、おそらく去年はクリスマスもケーキ屋さんでアルバイトをしていたけれど、「今年は大好きな君が隣にいる」という状況の変化を表しています。

大切な人がそばにいてくれる。 ただそれだけで、「コワイモノは何もない!」と断言できるほどの強さと幸福感に満ちあふれている様子が伝わってきて、聴いているこちらも嬉しくなってしまいます。

3. 「セーター」に隠された本当の願い

そして、冬らしいこのフレーズ。

星をながめる時は 僕のセーターを貸してあげる

出典:槇原敬之【冬がはじまるよ】  作詞・作曲:槇原敬之

夏の誕生日に「シャツ」を“プレゼント”したのとは違い、ここでは「セーター」を“貸してあげる”となっています。

これは、シャツのように君だけのものになるのではなく、二人の「共有物」になる、という意味が込められていると言われています。 「僕の匂いに包まれてね」なんていう、ちょっとドキッとするような優しさ。 「貸し借り」ができるくらい、二人の距離が縮まった証拠でもあり、これからもずっと一緒にいたいという願いが込められた、素敵な「仕掛け」なんですね。

4.覚悟

2人がいつまでも 幸せでいるために どうすればいいか 考えているから    

たくさんの君を 知ってるつもりだけど これからも僕を 油断させないで!

出典:槇原敬之【冬がはじまるよ】  作詞・作曲:槇原敬之

そして、この曲の最も成熟した部分が、最後のフレーズに込められています。

幸せでいるために、どうすればいいか、今、考えている。(現在進行形)

僕は、君のことを知っているつもりになって、満足してしまうかもしれない。だから、これからも僕の知らない君の魅力で、僕をドキドキさせてほしい。

幸せの「絶頂」と、その幸せを「維持」していくための、覚悟を歌った曲のような感じがしますね。

🎵 まとめ

「冬がはじまるよ」は、大好きな人と迎える冬の「わくわく感」と、日常にあふれる「小さな幸せ」を、とてもあたたかい言葉で紡いだ曲でした。

CMソングという背景がありながらも、それを超えて、夏からの「おまじない」や「セーターを貸してあげる」といった槇原さんらしい繊細な恋愛描写が、私たちの心をつかんで離さないんですね。

これから寒くなる季節、この曲を聴きながら、あなたの大切な人とのあたたかい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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