こんにちは! 冬の寒い夜、ふと聴きたくなる曲ってありますよね。 平井堅さんの『even if』は、まさにそんな一曲ではないでしょうか。
お洒落なバーのカウンター、揺れるキャンドルの炎、そして目の前には好きな人…。 でも、その人の心には別の誰かがいる。
聴いているだけで、胸がキュッと締め付けられるような、切ない情景が目に浮かびます。
今日は、この不朽の名曲『even if』が生まれた背景や、歌詞に込められた切ない想いについて、お話ししたいと思います。
まずは公式YouTubeで聴いてみよう
何はともあれ、まずは一度聴いてみてください。
平井 堅 『even if』MUSIC VIDEOより
🎵 この曲が生まれた背景にある「有名なエピソード」
この『even if』という曲、実は平井堅さんご自身の切ない実体験が元になっているのでは、というとても有名なエピソードがあるんです。
舞台は、平井さんが昔アルバイトをしていたという西麻布のバー。 (ファンの方々の間では有名なお話ですね!)
当時、平井さんには想いを寄せる女性がいました。 でも、その女性は平井さんの「友人」の恋人だったのです…。
ある日、平井さんはその女性と二人きりで、そのバーで飲むことになります。 歌詞の世界、そのままですね。
「僕」= 平井さん 「君」= 想いを寄せる女性 「彼」= 僕の友人であり、君の恋人
こんなにも切ない三角関係が、この曲の背景にあったなんて…。 実話だからこそ、あんなにもリアルで、聴く人の心を掴む歌詞が生まれたのかもしれません。
🎵 歌詞に込められた「僕」の痛いほどの想い
この曲の主人公である「僕」の、言いたくても言えない「心の声」が、歌詞の端々に溢れています。
「たまたま見つけたんだ」って さっき言ったけど ほんとはずっと前から 君を連れて来たかったんだ
出典:平井堅「even if」(作詞.作曲:平井堅)
もう、この冒頭から切なさ全開です。 「たまたま」なんて、精一杯の強がり。本当はずっと「君と二人きりで」ここに来たかったんですよね。
君は嬉しそうに 彼にもらった指輪を眺めている
出典:平井堅「even if」(作詞.作曲:平井堅)
やっと二人きりになれたのに、「僕」の目の前で、「君」は「彼」からの指輪を愛おしそうに見つめている…。なんという残酷な光景でしょう。
このバーボンとカシスソーダが なくなるまでは 君は君は僕のものだよね
出典:平井堅「even if」(作詞.作曲:平井堅)
「僕」が飲んでいるのは「バーボン」、「君」は「カシスソーダ」。 このお酒がなくなってしまったら、この時間も終わってしまう。だから「なくなるまでは」そばにいてほしい、という「僕」のささやかな願いが伝わってきます。
鍵をかけて時間を止めて 君がここから離れないように (中略) そして僕の肩に寄りかかればいい だけど全ての言葉をまた飲み干して
出典:平井堅「even if」(作詞.作曲:平井堅)
「帰らないでほしい」「いっそ酔って彼のことを忘れて、僕に寄りかかってくれればいいのに」。 そんな本音(独りよがりかもしれない願い)が溢れ出します。
でも、結局そんな言葉は口にできず、お酒と一緒にグッと「飲み干して」しまう。 「好きだ」と言えない「僕」の苦しさが痛いほど伝わります。
きまって君は彼の話ばかりを繰り返す (中略) 言葉をさえぎるためだけに 煙草に火をつけた
出典:平井堅「even if」(作詞.作曲:平井堅)
「僕」の気持ちに気づいているのか、いないのか…。「君」は「彼」との順調な話ばかり。 「僕」は、それ以上聞きたくなくて、話を遮るように煙草に火をつけるしかありません。
だけど残りのバーボンをいま飲み干して 時計の針を気にした
出典:平井堅「even if」(作詞.作曲:平井堅)
結局、「君」を引き止めることもできず、時間(終電)を気にして現実に戻っていく二人。 「鍵をかけて時間を止めて」ほしかった「僕」の願いは、叶わないまま夜に溶けていきます。
🎵 まとめ
『even if』は、「たとえ(even if)報われなくても、好きでいさせて」という、どうしようもない片思いのすべてが詰まった曲です。
好きなのに、友達の彼女だから想いを伝えられない。 二人きりになれて嬉しいのに、相手は「彼」のことばかり。
このどうにもならない距離感と、言えない本音を「飲み干す」しかない切なさ。 平井堅さん自身の経験がベースになっているからこそ、こんなにも多くの人の共感を呼び、冬の定番ソングとして愛され続けているのでしょうね。
あなたの心にも、こんな風に「飲み干した」想い出はありませんか?

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