第26回 命 / さくまひでき

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ryou

はじめまして! このブログでは、音楽に詳しいわけではない、むしろ疎い部類である私、りょうが、世の中の有名な曲について「これってどういう歌なんだろう?」と調べたことを、のんびり雑談みたいに語っていきます。
このブログを書いていると、曲の魅力について「あれもこれも語りたい!」という気持ちでいっぱいになります。ですが、いつもぐっとこらえています。

なぜなら、この物語の主役は、素晴らしい作品と、それを聴く皆さん一人ひとりだからです。

私の解説が、皆さんが音楽から自由に何かを感じ取る楽しみの邪魔をしてはいけない。そんな想いから、あえて多くを語らず、皆さんの心の中に生まれる感想のための「余白」を大切にしています。

ぜひ、あなただけの感じ方で、音楽の世界を楽しんでみてください。

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こんにちは! 世の中には、聴くだけで胸が熱くなり、「明日も頑張ろう」と背中を押してくれる曲がありますよね。

今日は、埼玉出身のシンガーソングライター・さくまひできさんの「命」という曲について、この曲が生まれた背景や、歌詞に込められた深い思いをご紹介します。

私がこの曲を初めて聞いたのはFM79.5のラジオで、たまたま流れてきたのが耳に残り胸が熱くなりました。

この曲は、まさに「生きる力」そのものを歌った、魂の応援歌です。

まずは公式YouTubeで聴いてみよう

何はともあれ、まずは一度聴いてみてください。

さくまひでき / 命~2011からのメッセージ~より

曲ができた背景:2011年、あの出来事

この「命」という曲がいつ生まれたのか。 その背景には、私たちの記憶にも深く刻まれている、2011年3月11日の東日本大震災があります。

正式には『命〜2011からのメッセージ〜』というタイトルでも発表され、チャリティCDとして、その売上は被災地への義援金として寄付されました。

当たり前だった日常が突然失われ、多くの人が悲しみや不安に暮れる中で、「今、自分にできることは歌でメッセージを届けることだ」という、さくまひできさんの強い思いから、この曲は書き下ろされたのです。 だからこそ、この曲の歌詞の一つひとつには、特別な重みと温かさが宿っています。

歌詞に込められた思い:「絆」と「今ある命」の尊さ

この曲のタイトルは、とてもシンプルですが最も重い「命」。 歌詞全体を通して、さくまひできさんが伝えたかったのは、「人と人との絆」そして「今、ここにある命の尊さ」ではないでしょうか。

生きているという悲しみは いつの日か喜びを連れてくる たとえ 小さな灯でも集まれば優しさの輪ができる

出典:さくまひでき 『命 』(作詞. 作曲:さくまひでき

震災という大きな困難の中で、一人ひとりの力は小さくても、その「小さな灯」が集まれば、大きな「優しさの輪」になる。 絶望の中に見える希望の光を歌っています。

そして、この曲の核心とも言えるのが、命は一人で輝いているのではない、というメッセージです。

時計の針がひとつ進むごとに 人と人の絆が結んでく命

出典:さくまひでき 『命 』(作詞. 作曲:さくまひでき

誰かが支えている命 誰かを支えている命

出典:さくまひでき 『命 』(作詞. 作曲:さくまひでき )

私たちは誰かに支えられ、同時に誰かを支えている。 そうやって「人と人の絆」が結ばれていくことこそが、「命」が続いていくということなんだ、と。 さくまひできさんは、ライブのMCなどで「誰か大切な人を守るというのは、自分以上にその人を大切にすることだ」といったお話をされることがありますが、その思いがこの歌詞にも強く表れています。

歌詞の意味を深掘り:「ガンバレ あなたの命」

この曲は、ただ「命は大切だ」と歌うだけではありません。 「今」を生きる私たち一人ひとりに、力強くエールを送ってくれます。

くじけそうでも一つの命 小さくても一つの命 悲しみに涙する命 何より今ここにある命

出典:さくまひでき 『命 』(作詞. 作曲:さくまひでき

うつむいてても一つの命 弱虫でも一つの命 不安ばかり積もった命 でもいつの日か雪を溶かす命

出典:さくまひでき 『命 』(作詞. 作曲:さくまひでき

どんな状態であっても、うつむいていても、弱虫でも、不安でも、それは紛れもなく「一つの命」。 それを否定せず、まるごと肯定してくれる優しさがあります。

そして、曲の後半。 さくまひできさんの魂からの叫びが聴こえてきます。

そうだ ガンバレ あなたの命 ガンバレ ガンバレ その命 誰かの分まで生きる命 確かに今動いてる命

出典:さくまひでき 『命 』(作詞. 作曲:さくまひでき

これは、被災された方々へ、そして困難の中で前を向こうとする全ての人々へ向けた、まっすぐな「応援」の言葉です。 「誰かの分まで生きる」という言葉には、先に逝ってしまった人々の思いも背負って、今ある命を燃やしてほしいという、切実な願いが込められています。

まとめ

「命」は、東日本大震災という大きな悲しみの中から生まれた、私たちへの力強いメッセージソングでした。

今の世知辛い時代でつらい時、くじけそうな時、「自分は一人じゃないんだ」「この命には意味があるんだ」と、そっと、しかし力強く思い出させてくれる曲です。 ぜひ、あなたの心でこの「命」のメッセージを受け取ってみてくださいね。

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