こんにちは! 心にじんわりと温かい灯りをともしてくれるような、そんな名曲ってありますよね。
今日は、槇原敬之さんの数ある名曲の中でも、特に「優しさとは何か」を教えてくれる「僕が一番欲しかったもの」について、曲が生まれた背景や歌詞に込められた思いをご紹介しますね。
この曲を聴くと、なんだか人に優しくしたくなる…そんな不思議な力を持った一曲です。
まずは公式YouTubeで聴いてみよう
何はともあれ、まずは一度聴いてみてください。
曲ができた背景:海を渡った「贈り物」
この曲、実は最初から槇原さんの曲として発表されたわけではないんです。
もともとは2003年に、イギリスの人気ボーカルグループ「Blue(ブルー)」へ提供するために作られた曲でした。 タイトルは「THE GIFT(贈り物)」。
そう、この曲は「贈り物」として海を渡り、イギリスで先にリリースされていたんですね。 それを翌年の2004年に、槇原さん自身が日本語の歌詞で歌う「セルフカバー」として発表したのが、私たちが知る「僕が一番欲しかったもの」なんです。
また、日本では天海祐希さん主演のドラマ『ラストプレゼント 娘と生きる最後の夏』の主題歌にもなり、多くの人々の心に深く響きました。
歌詞に込められた思い:幸せの「かたち」
この曲の歌詞は、まるで一編の短い物語のようです。 主人公の「僕」が、探し求めていた「素敵なもの」とは何だったのでしょうか。
さっきとても素敵なものを 拾って僕は喜んでいた ふと気が付いて横に目をやると 誰かがいるのに気付いた その人はさっき僕が拾った 素敵なものを今の僕以上に 必要としている人だと 言う事が分かった
惜しいような気もしたけど 僕はそれをあげる事にした
出典:槇原敬之『僕が一番欲しかったもの』(作詞. 作曲:槇原敬之)
「僕」は、せっかく見つけた「素敵なもの」を、自分よりもっと必要としている人に譲ってしまいます。 「惜しいな」と思いながらも、相手が嬉しそうに笑う顔を見て、自分も嬉しくなるんですね。
なによりも僕を見て嬉しそうに 笑う顔が見れて嬉しかった
出典:槇原敬之『僕が一番欲しかったもの』(作詞. 作曲:槇原敬之)
「僕」は同じことを何度も何度も繰り返します。 自分の手元には、結局何も残りません。
でも、最後にふと自分が歩いてきた道を振り返ってみると…。
僕のあげたものでたくさんの 人が幸せそうに笑っていて それを見た時の気持ちが僕の 探していたものだとわかった
出典:槇原敬之『僕が一番欲しかったもの』(作詞. 作曲:槇原敬之)
「僕」がずっと探し求めていた「一番素敵なもの」。 それは、高価なモノや、手に入れられる何かではありませんでした。
それは、「自分のしたことで、誰かが幸せそうに笑ってくれること」、そして、「それを見た時の、自分の温かい気持ち」だったんですね。
「幸せ」とは、何かを得ることだけではなく、誰かに与えること(GIFT)でこそ得られるものなのだと、この曲は優しく教えてくれます。
秘話:槇原さん自身を映した歌?
この曲について、槇原さんご本人が「これは自分のことだ」と具体的に語ったというよりは、聴いた人たちが色々な解釈をしています。
その中でも多くの人が感じているのが、 「僕 = 槇原さん」 「素敵なもの = 槇原さんが生み出す音楽(曲)」 「譲った相手 = その曲を聴いてくれるファンや、必要としている人々」 という見方です。
槇原さんが心を込めて作った音楽が、私たちの心に届き、私たちが笑顔になる。 その笑顔を見ることが、槇原さんにとっての「一番欲しかったもの(喜び)」なのかもしれないね、と。
そう考えると、この曲がさらに深く、温かく心に染み渡ってきますよね。
まとめ
「僕が一番欲しかったもの」は、忙しい毎日の中でつい忘れがちな「本当の幸せ」や「優しさの連鎖」を思い出させてくれる、宝物のような一曲です。
次にこの曲を聴くときは、ぜひ「あなたが今、一番欲しいもの」を思い浮かべながら聴いてみてくださいね。

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