第17回 レオ / 優里

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ryou

はじめまして! このブログでは、音楽に詳しいわけではない、むしろ疎い部類である私、りょうが、世の中の有名な曲について「これってどういう歌なんだろう?」と調べたことを、のんびり雑談みたいに語っていきます。
このブログを書いていると、曲の魅力について「あれもこれも語りたい!」という気持ちでいっぱいになります。ですが、いつもぐっとこらえています。

なぜなら、この物語の主役は、素晴らしい作品と、それを聴く皆さん一人ひとりだからです。

私の解説が、皆さんが音楽から自由に何かを感じ取る楽しみの邪魔をしてはいけない。そんな想いから、あえて多くを語らず、皆さんの心の中に生まれる感想のための「余白」を大切にしています。

ぜひ、あなただけの感じ方で、音楽の世界を楽しんでみてください。

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こんにちは!

今回は、優里さんの楽曲の中でも、特に「涙腺崩壊ソング」として知られる名曲『レオ』について、その魅力の裏側をじっくりと探っていきたいと思います。

この曲は、なんと「ペットの犬」の目線で描かれた、切なくも温かい「愛」の歌。

「うちの子も、こんな風に思ってくれてるのかな…」 ペットを飼ったことがある人なら、誰もが自分の愛犬や愛猫を重ねてしまい、胸がギュッと締め付けられるのではないでしょうか。

この曲が生まれた背景や、歌詞の一つひとつに込められた深い想いを知れば、きっとこの曲が持つ、どうしようもないほどの優しさに涙してしまうはずです。

まずは公式YouTubeで聴いてみよう

何はともあれ、まずは一度聴いてみてください。

誕生の背景:実在した愛犬「レオ」との実話

この曲のタイトル『レオ』は、実は、優里さんが実家で飼っていた愛犬の名前なんです。犬種はミニチュア・シュナウザーだったそうです。

優里さんが音楽の夢を追いかけて東京に上京するとき、レオは実家に置いてこなければなりませんでした。そして、その後レオは天国へ旅立ってしまいます。

優里さんは、レオが亡くなった後に、「レオのことを歌にしたい」とずっと思っていたそうです。 自分をずっと待っていてくれたレオ、一緒に過ごした幸せな時間、そして上京してなかなか会えなくなったことへの、やるせない想い…。

この曲は、そんな天国にいる愛犬「レオ」に向けて、「もしレオが人間の言葉を話せたら、僕に何を伝えたかっただろう?」と、優里さんがレオの気持ちになって書き上げた、愛犬へのラブレターであり、鎮魂歌(レクイエム)でもあるのです。

歌詞の世界へ。レオの目線でたどる「君」への愛

それでは、レオの目線になって、歌詞の世界をのぞいてみましょう。

ショーケースの中過ごしていた 誰もかれもが過ぎ去っていた 怖かったんだ あの日君に 連れられるまでは 僕と同じの小さな手 転げまわり くすぐりあう僕ら こんなに君の事好きになってた

出典:優里「レオ」(作詞.作詞:優里)

最初は、ペットショップのショーケースの中で感じていた不安と孤独。 そこから「君」に救い出された日の喜び。 小さな「君」と、体いっぱいでじゃれあった幸せな日々の思い出が描かれます。この時点で、もうレオの「君」への大好きが溢れていますよね。

名前はレオ 名前呼んでよ 君がつけてくれた名前だから 嬉しい時も悲しい時も 傍に居ると決めた大事な人

出典:優里「レオ」(作詞.作詞:優里)

サビで歌われるのは、名前を呼んでもらえることの喜び。 「レオ」という名前は、ほかならぬ「君」がくれた、世界で一つの宝物。 だから、その名前で呼んでほしい。そして自分は、何があっても君のそばにいると決めているんだ、という強い愛情と決意が伝わってきます。

君が大きくなるほどに 僕との時間は減るが道理 (中略) 最近つけるその香水 鼻の利く僕にとっては辛いや 今日も帰りは遅くなるんだろうか

出典:優里「レオ」(作詞.作詞:優里)

時の流れとともに、「君」は成長していきます。 部活や、友達付き合い、そして「香水」が象徴する「恋人」の存在。 自分(レオ)と遊ぶ時間は減っていくけれど、それは仕方のないことだと、レオは寂しさをこらえて理解しようとします。 「辛い」と感じながらも、「君」の帰りをひたすら待つ姿が、本当に健気で切ないですね。

君が誰かと暮らすことを 伝えに帰ってきた夜に 撫でてくれたね きっとお別れだね 最後にさ 会えたから ねぇ幸せだよ

出典:優里「レオ」(作詞.作詞:優里)

「君」が実家を出て、誰か(おそらく恋人)と暮らし始めることを報告しに来た夜。 それが「お別れ」になることを、レオは本能で察します。 でも、彼は「君」を責めません。ただ、最後に会えて、撫でてもらえたこと。それだけで「幸せだよ」と言い切るのです。 これほどまでに深く、無償の愛があるでしょうか…。

名前はレオ 名前呼んでよ 君がくれた名前で良かったよ 忘れないでよ それでいいんだよ 新しい誰かにまた名前つけて

出典:優里「レオ」(作詞.作詞:優里)

そして、最後のメッセージ。 「レオ」という名前をもらえて、本当に良かった。 自分のことは、どうか忘れないで。でも、前に進んでほしい。 そして、これから新しく迎えるかもしれない「誰か」(それは新しいペットかもしれないし、生まれてくる子供かもしれない)にも、君がまた素敵な名前をつけてあげてね——。

最後の最後まで、自分のことよりも「君」の幸せだけを願う。 それが、レオが伝えたかった、最大の「愛」だったんですね。

まとめ

優里さんの『レオ』は、優里さん個人の実体験から生まれた曲でありながら、すべての「飼い主」と「ペット」の間に存在する、言葉を超えた絆を描いた普遍的な愛の歌です。

愛するペットが、いつも私たちに注いでくれる無償の愛。 私たちは、どれだけその愛に応えられているでしょうか。

この曲を聴くと、今そばにいる愛犬や愛猫を、もっともっと強く抱きしめたくなりますね。

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